下肢長を調べることによって、どこに障害を起こしているかを判断します。
大きく分けて5つのパターンに分類することができます。(トンプソンテクニック)
このパターンに分類することにより、どこをどのように、どちらに向けて矯正するかの判断の材料とする。
1、ネガティブ・デリフィールド -D
足を伸ばした状態で足が短く、曲げても短いまま。患者の顔を回転させても足の長さに影響はない。
2、ポジティブ・デリフィールド +D
足を伸ばした状態で足が短く、曲げると交差し、さらに長くなる。患者の顔を回転させても足の長さに影響はない。
3、頚椎症候群 CS
頭を右か左に回転させると、短い足の長さは同じになる。または顔を回転した方向の反対側の頚椎領域に、圧痛を伴った小結節が触診できる。
4、X-デリフィールド X-D
足を伸ばした状態では、足の長さは同じで、曲げると一方の足が短くなる。次に患者の足を曲げた状態にし、頭を右か左に回転させて、足の長さが変わった場合、これは、頚椎症候群のあるX-デリフィールドである。もし頭を回転した状態で、何の代わりもなかった場合、これはネガティブ・デリフィールドとみなされる。-Dの確認のため、4ヶ所のトリガーポイントをチェックする。
5、両頚椎症候群 BCS
足を伸ばした状態、曲げた状態の両方で、足の長さは同じである。足を伸ばした状態で、患者の頭を右に回転させると、右足が短くなり、頭を左に回転させると、左足が短くなる。
触診で後頭骨底に、硬結が検知できる。サブラクセーションがアトラス→後頭骨顆のレベルで明らかになるので、実際BCSは後頭部の問題である。
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